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知っていますか?
九州が誇る石橋の文化を!!
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たとえば、東京では、石造りアーチ橋は、日本橋、皇居の正門石橋など、数える程しかありません。建設された年代は、小石川後楽園の円月橋が江戸時代に建設された(中国、当時の明の儒学者朱舜水が設計したとされる)位で、他はすべて明治以降の建設です。
それに対して、九州では、なんと1500を超える石造りアーチ橋が現存するとも言われています。全国の石造りアーチ橋の約9割が九州に局在しています。大陸からの文化を取り入れる場所であったことから、江戸時代に石橋の文化が発展し、その時代に建設された石造りアーチ橋は、今もなお多数が、その形をとどめています。現存するこれらの橋は、橋としての役割を果たすだけでなく、貴重な文化遺産にもなっています。
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石造りアーチ橋が九州に局在する理由
大陸からの文化を取り入れ、九州で独自に発展してきた石造りアーチ橋が、全国に広まらなかった理由は、何でしょうか。当時の徳川幕府が、政策上の理由で、江戸に向かう道には、川に橋を架けることを禁じていた事が大きな理由の一つとして考えられています。九州で川に橋を架けることは、徳川幕府にとってそれ程の脅威ではなかったことに加え、過去の阿蘇山の大噴火によって作られた岩石が、石橋の材料として適していたという地域的な理由もあって、災害に強い丈夫な橋が九州で次々に作られていったのではないでしょうか。 |
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写真は、熊本県山都町の通潤橋です。 |
九州の石造りアーチ橋(石橋)をモデルにした積木です。
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九州のお土産としても、おすすめです。 |
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